この恋は自分にとって良くない、でも彼のことが頭から離れない。
その気持ち、よく分かります。
悪いと分かってれば分かってるほど、理性では抑えようとして、でもあふれ出る恋心をどうすることもできず、やっぱり彼から連絡を待ってしまう。
苦しいですよね。ダメだって分かってるから余計に。
そんなとき、ちょっとだけでも冷静になれる方法があったら、試してみたいと思いませんか?
事実を確認する
まず最初に事実を確認しましょう。
ペンと紙を一枚目の前において、彼に言われて印象に残っている言葉を書き出します。
最初は嬉しかった言葉を書きましょう。
次に、あなたが「この恋が自分にとってよくない」と思えるきっかけとなる言葉や態度を書き出します。
これで第三者の立場でこの恋を見つめられるようになりました。
彼の方からあなたをみてみる
次に彼側からこの恋を解釈します。
さきほどの紙に「彼があなたをどう思っているか?」を書き出してみましょう。ヒントは上に書いた事実です。都合のいい解釈ではなくあくまで事実ベースとしてください。
真剣に思っている?遊びだと思っている?ただの癒やしだと思っている?
おそらくあなたにとって喜ばしくない解釈が浮かび上がってくるはずです。
彼の方から未来を考えてみる
そして彼は未来どうしたいのか?を想像してみましょう。
紙に彼があなたとどうなりたいのか?を書いてみます。
本命が現れるまでのつなぎ? このままずるずると行って、都合が悪くなればポイ?
彼の非情なまでの性質が浮き上がってくるんじゃないでしょうか。
自分がどうなりたいかを描く
最後、自分の意思を確認します。
紙にあなたはどうなりたいと思っているのか?を書いてみます。
ちゃんと恋人としてつきあいたい? 結婚して家庭を作りたい? このまま婚外恋愛を楽しみたい?
総仕上げ
それではあなたがこの恋を続けていくべきか否かの判断に移ります。
「自分がどうなりたいか?」と「彼があなたとどうなりたいの?」の合致率は何%ですか?
60%以上ですか?それなら恋に邁進していきましょう。
それ以下なら、割合を上げるために何をすればいいか、考えてください。答えはでましたか?
出たなら今すぐ取り組んで彼を振り向かせましょう。
でも出なかったなら、その恋を諦めましょう。
はなっから負け戦です。
ここまで考えて確信したはずです。彼はあなたを都合のよい存在と見ていることを。
恋を全体から見つめる
イケる気がしたから挑んだ。けど、分析して見込みなしと分かったら引き下がる。これが恋のルールです。頑張っても意味ないことに突き進んでも、いたずらに傷を深くするだけ。諦めましょう。
たまにあまのじゃくな方が「手に入らないから燃えるんじゃない!」などとおっしゃいますが、ただの現実逃避です。
成就しないくらいの相手を求めている間は、自分に合う相手は(もっとレベルが下の)こんなもの、という現実を見なくていいですからね。
いい恋をするには自分を受け止める力を育てる
恋って特別なもののように感じますが、結局のところ「理想のままに自分を受け入れてもらいたい」という願望でしかありません。
理想の見た目の人に、理想的な誘いを受けて、理想的に求愛される。これって独り妄想なんですよね。
その妄想の度が過ぎるか過ぎないかは、自分がどれだけ的確に自分を捉えているかによります。親から適切な養育を受けて、自分を受け止める力を育むことの出来た人は、己の出来ること・できないことの線引きがされてるので、出来ない部分を補う相手を求めます。
親からまともな養育を受けなかった人は、自分を受け止める力がないので、己のすべて他人にゆだねようとします。ですから必然的に身の丈以上の相手を求めます。
妄想の度が過ぎれば、まともに相手されません。
性的なはけ口にされて捨てられたり、恋心を弄ばれて暇つぶしに使われたり。
己を受け止める力の弱い人ほど、対等な恋愛をできずに、相手に振り回される。
そしてこの文に目を通しているということは、あなたも少なからず振り回されているわけです。
そんな自分を取り戻す方法が上に書いた一つ一つの設問に答えること。考えて答えるということは、己で己を受け止めることです。
こういう小さなところから、自分にふさわしい恋への一歩が踏み出されるのです。