幼なじみと会った。
実に久しぶりである。
喜んでもらいたいという心からつい、相手が望んでいないことにまで手を出してしまいそうな自分を抑えて、今回はある程度相手に任せることにした。
連絡が来たときに、相手に必要と思われる情報を渡して、今後どう行動するのかを決める。
あまり構いすぎない、もてなししすぎない方が返ってお互い心地よいんではないかと考えたのだ。
これくらいやってくれたら、心地良いんだよねのラインは、けしてなんでもかんでもやってあげることじゃない。それは自分が母親からやられて(過保護)、よくよく分かっている。
相手の行きたそうな方向へ手を添えるくらいが丁度良いのだと思うと、変な緊張をせずにいられる。
無理に面白いことを話さなくてもいい。相手の流れにのれば。
ただしこれは、今後も付き合っていきたい相手に対してのみ。
自分勝手な思いやりのない人に使う手じゃないです。