否定的に入る?肯定的に入る?

同じ条件下に置かれたとき、人の第一声でその人の物事のとらえ方が分かる。
いわゆるコップに水が半分あると思うタイプか、半分しかないと思うタイプか。

誰かと話し始めて、相手は自分ではないので、分かる範囲が限られる中で、第一声が

「全部見ていないので、なんともいえませんが・・・」と入る人と「今聞いた情報の範囲で
考えてみますと・・・」と入る人がいる。
前者をいいわけタイプ、後者を解決優先タイプと命名する。

いいわけタイプはどこまでいってもいいわけを並べる。
あれがないから正確には言えない。これがないから最終判断が出来ない。
→世の中に完璧な情報はない。それなのに不足ばかりに目がいくタイプは、責任を
自分で取ることを避ける回避型である。

解決優先タイプは、判断に欠かせない情報があれば聞き出すし、もし目的の情報が
なくても他の情報を引き出して補う。その上で、前提条件を明確にして、判断する。
安易にYesやNoはいわない。
→世の中に完璧な情報がないことを熟知した上で、すでにあるものに目を向け、できる
範囲で責任を取る自立型である。

自分の中に自己を肯定する要素を十分にもっていると、冷静に判断できる分
解決という目的に沿って前進できる。
自分を否定する要素があると、自分という存在を補うことに必死になるので、外
(情報不足)に判断の責任を押しつけ、自分は保身に走り、一向に解決に向かわない。

私の経験では、いいわけタイプは山のようにいる一方、解決優先タイプは少ない。
下手すれば、経営トップが年頭の挨拶で、いいわけ丸出しのことがある。
伸びている企業は、もれなく解決優先タイプの経営者が舵をとっている。

人の脳はある意味似たり寄ったり。
それでも優秀な人間とそうでない人間に分かれるのは、このタイプの違いによる
ところが大きいのではないだろうか。

解決優先タイプが増えると、気持ちよく暮らせる。
頼れる人が増える。
そのために自己内に肯定感を育てることは、人間として成長するために欠かせない。