心の流れBlog

上手くいかなくて迷い込んだときの読みもの

これは言われて嬉しい?嬉しくない?言葉

言われて素直に受け取れる言葉、と、表面上よく見えても引っかかる言葉ってないだろうか?
どういう言葉なら相手の心に届くのか? はたまたどういう言葉は相手を不快にしてしまうのか? 知ってると、人間関係を良く出来るかもしれない。

表面上よく見えても引っかかる言葉

まず先に、引っかかる方から挙げていこう。

・辛かったんだね
・やっといてくれたんだ~、ありがとう
・役に立ったわ、ありがと
・あんたは優しい子やから

特別批判してるわけじゃない。むしろ共感したり、感謝されたり、長所を言ってくれたり、と良いことづくめに見える。でも精査していくと、言った人の企みが見えてくる。

・辛かったんだね→同情しときゃOK
・やっといれくれたんだ~、ありがとう→役目を果たしたときのみ存在価値があるって認めたげるね
・役に立ったわ、ありがと→あなたの価値は役に立つことをやったときね
・あんたは優しい子だから→おだてといて、優しい子を理由にこっちの言うことを飲ませよう

どれも言った側の強い意図が入り込んできてる。
つまり良いこと言ってるようで、裏では思い通りに操ろうという魂胆が存在している。

素直に受け取れる言葉

それと比べて、素直に受け取れる言葉ってどうだろうか?

・そ~いうことやったんね(と納得してくれる)
・そっか、誤解してたよ、ゴメン
・あんたが居てくれへんとマジやばかった
・本当に良く来てくれたね
・(忙しい貴方に代わって)これ、やっとくよ

特別持ち上げてくれてはいないけど、なんか安心する。精査してみると、思いを十分汲んでくれたと分かる。言い換えると、言った側はなんの意図も入れようとはしてこず、「ありのまま」を受け止めてくれている。

2つの言葉の違いと言葉の作り方

この
「思い通りに操ろうという魂胆」
「ありのままの受け入れ」
こそが、引っかかりか、安心か、の違いを生む。
たまに自己評価の低い人が、良い言葉に引っかかりをもつ自分を嫌ってるけど、それは自分が悪いんじゃなくて、相手の魂胆があるから。罪悪感なんて抱く必要はないし、むしろ心の感度良好でなにより。



さて、ここまで分かったところで、では今度は言う側に回って、どんな言葉なら届くかってことを考える。
ヒントは、泉谷閑示先生の「透明人間な自分を相手に飛ばす」という考え。この透明人間とは、「自分の色(考え)を取り去った心理状態」を指している。

自分の考えを取り去って、相手の心の揺れに我が心をチューニングしていく。するとどこかで周波数がピタリとあって、自然と言葉が生まれる。
たとえば相手の「本当に出来るんだろうか?」いう不安には「あんたなら○○出来るって、私は思ってんで」、「どうしたらええんやろう?全然分からんわ」という困惑には「んじゃ、まず一つずつ整理してこっか!」が口から付いて出る。。

良いこと言おう!という意識じゃなくて、自分の分身である透明人間を相手と融合させて、そこから感じ取れる波動を本物の自分に返す。もちろんこれは、今日明日出来るようなもんじゃない。だから、自分が引っかかる対応を受けた時に、「こういう対応やったら素直に受け取れるのに」と答えを出していくのが近道だろう。

例として私が最近引っかかりを覚えたメール応対を出してみる。
私「(昨晩お腹痛いと言っていたのを受けて)胃の調子どう?今日はゆっくり休んでね。 今度懸賞でいいもの当ててごちそうしたるけんね」
相手「是非当ててくれやー」

これだと、懸賞品をもってこいよ!という失礼さに引っかかる。
それより、私の「相手を思うサービス精神」にチューニングして、「ありがとう。ごちそう、待ってるね」と返した方が、こちらは格段に素直でいられる。

こんな風に、自分がされて「あれっ?」と思ったことを挙げると、透明人間になるコツが見えてくる。

人のことを分かるのは誰だって難しい

自分のことは分かるけど、人のことは分からない。相手の価値観にいちいち関心を示す必要なんてないじゃないか! と思ったとしたら、その通り。
誰だって、「我」を越えるのは難しい。

人に嬉しさをもたらす言葉を言えようが、言えまいが、人生にそう影響を及ぼすものではなくなる未来も遠くない。この先、個別化が進み、人はますます自分だけでつくるコロニーで生息が可能となるからだ。
だが、どこまでいっても人は自分を理解するために、他者からの反応が要る。

SNSがこれだけ流行るのは、他者からの反応を気にする人が多いから。
何かに秀でたり、ラッキーが重なって注目を集めるのも、自分の理解につながることだろう。だかそういう手法は時と共に陳腐化する。
それに比べて、他者のことを分かる技術は廃れることがない。

だから生涯を通じて心豊かでいるために、ここでいっちょ難しいことにチャレンジしてもいいと思うけ。