心の流れBlog

上手くいかなくて迷い込んだときの読みもの

マツコ・デラックスさんは敬意を表す天才

火曜日に放送されている「マツコの知らない世界」。
たまたま見ていて、マツコさんの会話術に目を奪われた。

もう一度、いや二度見たくてTBSのオンデマンドで再再視聴。こういうのが「敬意」というものだというのを見事に表している。
本人は無自覚にやってる?いや、相当考えてやってるよね。

とにかく敬意の連続です。

具体例

今回の特集1はマツコの知らないデリバリーグルメの世界。超高速で出前をする中華料理屋さんと、配達範囲がめちゃめちゃ広い洋食屋さんの紹介です。

敬意を表していたのは
【1】洋食店 ビストロ・クスクス
【2】中華料理屋 謝謝美食
【3】東京都狛江市

【1】【2】はともかく、なんで狛江市?ですね。
では、さっそくマツコさんの口から出た言葉を拾っていきましょう。

まずは【1】洋食店 ビストロ・クスクス
配達範囲がとても広いこちらのお店。配達範囲の地図を見せられてひと言「気合い入ってるわぁ~」
→これは店主からしたら、嬉しい言葉。配達範囲の広さもセールスポイントの一つだから、それを評価してくれたことで報われた気になる。

店主の見た目を表してひと言。「人がよさそう」
→客商売だから、人がよさそうといわれたら、さい先良さそうな気がする。

マツコさんはこのお店を知っていて、まず差し出された野菜を見て、「ここのお野菜スゴいのよ。」「ここの特徴よね、お野菜。」「しょぼくれたのと違うのよ。いろんな種類が入っていて、オクラまで入ってるんだから」と絶賛。
→店主が「こだわりの野菜」といって差し出した「こだわり」を上手く取り上げてくれたので、「わかってくれた」感が持てる。

お店全体を称してひと言「みなさんの人柄を感じるわよね。お野菜とか配達範囲の広さとか」
→これは、「君たちの存在、丸ごとOK」と言われてるみたい。私たちの努力を分かってくれる人は分かってくれるんだな~、という多幸感が持てる。

【2】中華料理屋 謝謝美食
超高速で届けてくれるこちらの中華店。注文を出してから21分でまさかの到着。
店の売りは、「熱々をお客様に届けること」

現れた店主を目の前にまずはひと言「もう来たの、早ぇえー」「すごいわ、コレ」「もう新富町(TBSから4Km離れてる)から来たの?!」
→早く届けたいという思いをこれでもか!と汲んでくれたので、店主は嬉しい。

先ほどのクスクスと比べて「クスクスとは違うベクトルでスゴイ」
→自分たちのことも評価してくれてるんだって感じがして嬉しい。

頼んだ料理を口に運んでひと言「これ、出前の熱さじゃないよ、そこで作ったのを持ってきてる位熱い」
→熱々をお客様にという思いが本当に届いてる感じがして、「やって良かった」と思える。

最後締めとしてひと言「ちょっと、感動レベル!新富町で作ったのを食べてるとは思えない熱さよ」
→ここまで言われたら、心がいっぱい。最大の賛辞。

【3】東京都狛江市
クスクスの配達範囲を地図にしたフリップを見て、マツコさんはあることに気がついた。
「世田谷と調布市は配達範囲なのに、その間に挟まれる狛江市は違うの?!」

そこでクスクスの店主に理由を尋ね「抜けていたことを今知りました」という言葉を引き出してから、ネットで注文を取れる「出前館」の社員と交渉して、狛江市を配達の範囲にしてもらった。
そのときのやりとり。

まずは狛江市の市民の肩を持って「(範囲から抜けてるの)結構、狛江、気にするからね」と代弁
→狛江市の人にとっては、マツコさんが肩を貸してくれてるような気がして嬉しい。配達範囲から洩れてたことを嘆くところなのに、味方が現れたような気がして、心強く感じる。

配達範囲に狛江を入れる段取りをつけてぼそっと独り言「狛江っていいなぁ~、こういうの持ってる、神かかってる」
→今までどちらかというと「忘れられてて寂しい市」というイメージだったのが、「いいな」とか「神かかってる」とか特別に思わせてくれて、なんだか狛江市民で良かった気になる。

やはりマツコさんはすごい人

また心遣いとして特筆すべき点があった。
店主が配達範囲を決める際、「川を越えたくない」を理由に挙げたことに誤解が生じないよう、「さっき川越えたくないのは、冗談で『寒いから』とか言っていましたけど、たぶん橋渡ると予定が立たないからですよ」と説明をしていたのが心に残る。これは素晴らしいフォロー。
視聴者の「えっ?なんで川が基準なの?」を解決すると同時に、デリバリー店の事情を理解してもらう手助けをしているから。

出前のお世話になっているマツコさんだからこその言葉かもしれないけど、最後に「愛すべきお店たちね」と言ってたのが、愛にあふれていていいと思った。これは私一人ではなかったはず。
視聴者は、意識して敬意の言葉を聞いてるわけではないけど、マツコさんの言葉に込められた思いやりの気持ちに共感して、見ていて楽しいな~って感じている、と思う。

以上が、番組を見て感じたこと。

そして改めて思わされる。「マツコさんは敬意を表す天才」だと。無理なく、さりげなく言葉にするんだけど、言われた方はうれしさでいっぱいになる。
そんなことを出来る人って、滅多にいない。
それだけ特別な人なんだ。

これから先も、たまのマツコウォッチを楽しみたい。そして、マツコさんのいいところを見習っていきたい。
マツコさん、これからも活躍期待してます!!

番組をご覧になりたい方は、TBSオンデマンド(1/23 20:56まで無料で視聴できます)をどうぞ。
www.tbs.co.jp