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上手くいかなくて迷い込んだときの読みもの

柳原可奈子さんの気になる一言

お笑いピン芸人柳原可奈子さんの一言が気になってしょうがない。

ニュースで柳原さんがコンビを組まない理由が取り上げられていた。
「人に対しての思いとか、人から言われたことも忘れちゃう」らしく、何年経っても、相手との関係がは「初対面に毛が生えた状態」のままらしい。「人間関係が構築できない」のだそう。

これ、すごい考えさせられる。

画面の中の彼女はかわいくて元気! 笑顔が絶えない。

でも以前、くりぃむしちゅーの有田さんから「仲良しの両親、お前欲しかったんだな」と声をかけられて、尋常じゃないほど取り乱したことがあった。
それほどに彼女にとって、仲良しの両親は欲しいものだった。そして手が届かなかった。かといって諦めきれない。
母と父の間にただよう温かさ・信頼といったものに強く憧れていて…、でも自分にはなくて。
ない理由も分からない混沌とした中で、有田さんの「これだよな」という言葉が引き金となって溜まっていたものがあふれ出たんだろう。

ご両親亡きあと心許せる場所がなかったのだと思う。ずっと一人でいて、寂しかっただろうし、もしかしたら寂しさが強すぎて自分の気持ちを感じづらくなっているのかもしれない。それが相手を理解する妨げとなって、彼女を独りに仕立て上げている。

ただそのことが彼女の芸に磨きをかけているのかもしれない。
ある意味、気持ちに鈍くなることで、芸だけにまい進できた。

もちろんそれはいい面もあるのだろうけれど、今後人々に長く愛されるには他人を理解する力も必要だ。
悲しみに寄り添い、悲しみを笑いに換え、人々に明日を生きる力を手渡す。これも芸人としての大切な役割。

幸い彼女の周りには、有田さんをはじめ多くの「他人を分かる力」に秀でた人がいる。
そういう人にまずは自分を分かってもらう経験をさせてもらいながら、閉じ込めた気持ちを救い出していくのがよいと思う。

ピンチはチャンス。今は相手の気持ちが分からなくても分かるようになれば、それは柳原可奈子だけが持つ味になる。ぜひ息の長い芸人を目指して、逃げずに向き合ってほしい。