心の流れBlog

心の守り方を考える

嫌な気持ちをどうすればいいのか?

生きていれば、嫌なこともあります。

理不尽な要求、とばっちり、といった大きく揺さぶられるものから、不運、同調圧力、といったなんとなくモヤモヤするものまで、実にさまざま。
そんなとき、怒りで頭がいっぱいになったり、気持ちが下降線をたどったりと、不調な自分に変化してしまう。

そんなとき世の中は「ポジティブに考えれば乗り切れる!」と言いますが、本当でしょうか?
不調なときに、ポジティブなエネルギーってどっから湧いてくるんでしょう。

それより、ネガティブになりすぎない方が現実的だと思います。

無理はしない、けど放置もしない。それが一番の処方箋ではないでしょうか。

距離を置くって全然あり

梶本先生がこのような御本を書かれました。

「疲れリセット」即効マニュアル: 「自律神経」をいたわる生活習慣 (単行本)

「疲れリセット」即効マニュアル: 「自律神経」をいたわる生活習慣 (単行本)

本の特筆すべきところは、「自律神経」をいたわる生活習慣、というサブタイトルです。
「自律神経」は放置するんじゃなくて、ちゃんと「いわわれ」と。

こういう考え方って優しいと思うのです。
いちいち「自分をケアしなさいよ」っていわれなきゃ出来ない。
つい、「まぁ、ぶっ倒れてないし大丈夫」と酷使してしまう。
その縛りをとって、「いや、大切な身体だから、もっと丁寧に扱おうよ!」と声を掛けてあげることこそ、セルフケアです。

本の中ではケアの一環として、人と一緒にいるストレスを取り去ってあげよう!という提案がなされています。
会社の中でずっと人に囲まれて多少なりともストレスを感じているんだから、お昼休みくらい自分だけの時間にしようと。

なるほど。
どんなにわかり合ってる仲でもずっと一緒はしんどいです。となれば、仲がよいわけでもない会社の人と一緒にいるのはもっとしんどい。せめて休憩時間は離れることで溜まったしんどさをリリースしたいですね。

1人でいると周りから寂しく思われないか、という心配もあるかもしれません。ですが無理をして誰かと一緒にいて、自律神経をすり減らしては元も子もない。
ここはあえて、「セルフケア」のために1人でいる、という選択を取るのが賢明だし、意図して人と距離を置くのは全然あり!だと思います。

これ以外にも、家族の待つ自宅へ帰る前にカフェによって一息つく、や、年を取ってから親と同居するのはよしておきなさい、というアドバイスも書いてあります。
それだけ自律神経を護るためには、一人の時間を持つことが大切なのです。

実際、ラットを用いた実験で、ゲージの中にオスばかり3匹いれると、24時間以内に胃潰瘍を起こすのだそうです。一緒にいることがいかにストレスか分かりますね。

ですから、一緒にいるストレスは、積極的に逃してあげましょう。

参考
diamond.jp

人間関係の苦痛はこう減らす!

また元自衛隊のメンタル教官は、次のように言っています。

「対人トラブルに悩んでいるなら、現実的に解決を図るより、感情への対処が重要です。自分の中で感情がケアできれば、苦しさはぐっと減らせます」

我々はトラブルに直面したとき、とかく解決に目を奪われて、感情を後回しにしてしまいます。
無理にでも、自分を奮い立たせて「対処させよう」と仕向け、なんとか乗り切ろうとする。

けれども後回しにした感情こそが、まっさきに手当てしなければいけないものではないでしょうか。
残念ながらわき起こった感情をなかったことにはできません。表面上なにもなかったかのように振る舞うことは可能ですが、感情を消すことはできない。
溜まりに溜まったそれが、知らず知らずに身体をむしばんでいきます。
ですから、できるだけ早急な手当が必要です。

そこで記事に書いてある感情を「下げる」を見ていきましょう。

まず大切なのは、「それ以上の刺激を避ける」「簡単に衝動的な行動をしない」こと。怒りの大波は「6秒から10秒まで」。まずはグッと我慢するなどして、最初の波だけやり過ごします。

 ピークを超えたら、ポイントは3つです。

 1つ目は、引き続き、追加の刺激を避けること。できればその場を離れ、注意を他に向けてみてください。2つ目は体を緩めること。3つ目は、安心すること。家族や恋人とくつろいでいるなど、イメージや雰囲気をうまく使って安心できると、感情は収まりやすくなります。

引用 人間関係の苦痛は「◯◯のケア」で減らせる!元自衛隊メンタル教官が解説

この一つ目に注目します。
なによりもまず、原因から遠のくことを優先する。
二つ目や三つ目は難しくても、一つ目はやろうと思えばできるんではないでしょうか。

難しいことはできなくていい

人間、器が大ければ、ポジティブな方法で乗り切れるかもしれません。
ただほとんどの人はそれなりなので、そうも上手くもいかないでしょう。

だとして、嫌な気持ちを扱う術くらいは知っていていいと思います。
何にもしらないまま、ガチでストレスを受け止めていたら、いくら身体があっても足りない。

今私たちは、嫌な気持ちの取り扱い方が分かっていません。
大人であっても感情対処スキルは幼稚園児並。

まずはそれを自覚して、ネットに挙げられた専門家の記事を断片的に拾いながら、一つ一つ学べばいいと思います。

感情にフタをするところから一歩踏み出してみませんか。