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心の流れBlog

心の守り方を考える

受け身ってそれだけでリスク

あなたは受け身な人だろうか?積極的な人だろうか?
"日本人のほとんどは受け身ではないか" と、私は思っている。

受け身だから出しゃばらずに物静か、受け身だから強欲じゃなく謙虚。
日本人らしい良い性質じゃないか、と思うかもしれない。しかし受け身は極めてリスクが高い。
そのリスクを放っておいてもいいのだろうか?

受け身はそれだけで損

受け身だと示された中でしか選べない。条件を示す側が善良な人で、受け身な人向けに選りすぐった選択肢を示してくれるならばそれでよいが、そうでないとき、受け身な人は損をする。

たとえば銀行の窓口で金融商品を勧められるとき。銀行は、手数料の取れる実入りのいい商品を勧めてくる。もちろん口では「お客様の資産状況を考えて、ぴったりの商品を選びました」と言う。
だが内実、資産状況をじっくり見る手間をかけるほどのリターンは期待できないので、はなから自己都合で決めてる。

余程のインセンティブがない限り、条件を示す人は受け身の人向けに行動することはない。

契約書は作成した側が強い

契約書を作った側が強いのは、自分に有利にできるからである。一見すると契約書を作る手間がかかりそうに見えて、実は示された契約の意図を見抜く方がもっと手間なのである。
人はすでにあるものに気を取られやすく、一度目を通したものから自分(の思い込み)を引きはがすのは相当難しい。従って、最終的に相手にいいようにさせられてしまう。

目利きではない受け身はいいカモ

「受け身は不利な立場である」と自覚してないと、詐欺にひっかかる。
「無料で点検します」に、何も考えることなく「無料ならいっか」と受け流してしまって、後で法外な請求を受ける。というのは、もはや定番のストーリー。

ここで立ち止まって考えるべきは「なぜ無料か」ということ。あなたが見ず知らずの人にプロとして労力を割くことがないように、相手もまたそうである。
無料で受けられるとすれば、その裏には必ず割かれた労力を上回る利益が存在する。

相手の利益(自分にとっての損益)と自分の利益を天秤に掛けて、それが自分にとって有利か見極めるには、高度なテクニックを要する。提示された条件を精査するのは、目利きと同じく経験がものをいう。
受け身である以上、そんな経験、無いに等しいだろう。よって必然的にババを掴まされてしまう。

受け身ってめちゃリスキー

受け身一辺倒では、相手の広げたテーブルを思い通りにひっくり返すことができない。よっていつでも相手に有利になる。
厄介なのは、「相手に有利になる」ことが巧妙に隠されていて、表面上はメリットだらけに見せかけられていること。

このことを肝に銘じて、多額のお金の絡むときはよくよく注意することだ。

  • 住宅ローン、車のローンといった借金
  • 金融商品の売買
  • 長期のレンタルといった賃借契約

こういうのは、教育を受けた営業マンに必ずしてやられる。どんな決断も即決することなく、一度持ち帰って考えてみること。
「今日契約しないと、割り引きできません」「在庫が1個なんです」といった言葉は真に受けなくていい。

そんなものどうとでもなるし、ならなかったら縁がなかっただけ。それより言われるがままに契約する危うさを覚えよう。
なんでも相手の言うがまま、という受け身の姿勢は、もうそれだけで十分なリスクである。カモにされたくなかったら、一度持って帰って自分のペースで内容を確認・調査してみよう。

あなたのために動けるのは、あなただけ。人任せの受け身な殻は脱ぎ捨てるんだ。