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現時点でのアダルトチルドレン回復方法の考察

アダルトチルドレン(AC)を克服するための方法について、お問い合わせをいただいたので、現時点で思いつくお話をしたいと思います。

おおかたの人が自分をACと気づくきっかけは、強い自己否定・生きづらさ・人間関係のこじれを感じた時だと思います。

それをどうにかしたい!と探し回って、ACという概念にたどり着く。

ただ、これではまだACの表面をなぞらえているだけです。
ACの本質とでもいったらよいのでしょうか、コアな部分は、自分が置いてけぼりを食らっていると気づくことです。

機能不全家族の中で育った人は十分な愛情を注がれることがないために、まっさらな赤ちゃんで生まれたその瞬間から、暖かいおくるみではなく、とげとげしい薔薇に身を包まれます。
人生のスタートから、痛い・辛い・苦しいのです。

人が元来持つ安心したい、大事にされたい、認められたいという本能を満たされることのない日々は、本能と現実の拮抗を生みます。
そこでACは辛い現実を乗り切るために、ゆがんだ鎧を身にまとうのです。

その鎧は他者を寄せ付けず、つっぱねます。
そうすると誰も自分の方を振り向いてくれない。ひとりぽっちです。

人間というのは自分という自己を認識・確立するために、他者から愛されている実感を持つことが欠かせません。
弱小な赤ちゃんの自分が、この世でいきなりひとりぽっち。それは、それは、心細いでしょう。

その心細い自分を迎えに行く。それがACを克服する第一歩なのです。
「そうか!私は置いてけぼりを食らっている。寂しいんだ、愛されたいんだ」と気づくには、難しい本を読む必要はないと思います。
出来るだけ簡単で、直感的で、気持ちの温かくなるものに接する。

たとえば動物でもいいし、絵本でもいいし、笑っている人でもいい。
そういう傍にいてほっとする感情の湧いてくる対象の近くにいってください。
そして笑ってください・泣いてください。

子供のように無邪気に、他人の目など気にせず、思いっきりその場を満喫する。
その感覚が本来生まれたときに貴方が感じて然るべきものだったのです。
遅ればせながら出逢うその感情を足がかりとして、理知的な治療を獲得する方へ向かうといいでしょう。

私はACと気づいて10年経ちました。
「克服したか?」と訊かれれば、「道半ばです」と答えます。
負った傷は完璧には治せない。でも薄くすることはできます。

最終的に自分が自分を守れるようになること→がゴールです。
肩肘張らず、人の波の中を、時にあっぷあっぷしながら泳いでいく。
完璧な必要はない。泳げれば、それだけで十分。


20代のお若い方は、これからいろいろ吸収することができます。
諦めず、がんばらず、一歩一歩です(^o^)。

この記事を読んだら、置いてけぼりのあなたを迎えにいってあげてください。

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