心の流れBlog

心の守り方を考える

メールの返事(2014/1/25)

ざっぱーさんへ

メール読みました。

私たちは自らの体験を以て、「標準、当たり前」を定めていきます。
世の中で不全状態を呈している家族が山のようにあったとしても、その中にいる人たちにとっては、それが標準なのです。外部機関が各家庭を評価することもないので、他人の家庭を見て初めて自分の育った家庭の異常性を感じることは珍しくありません。

ただ家庭の数だけ、家族の有り様があるとすれば、どこで異常・正常の線引きをするかは難しい。サービス残業より社会性が薄い家庭の話ならなおさら。

そこに機能不全家族という概念の難しさがあると思います。

人のつながりが重視されつつある昨今、私を含む多くの人が、自分の「標準」という目線から抜けられず、他人の苦悩に対して鈍感です。
そして自分の問題で精一杯。他人を理解する余裕がありません。
ゴミを放り投げるかのごとく相手の心情を考えずに言葉を投げつける人の多さに、互いが辟易し、つながりを求めたにも関わらず、理解されない疲労感にさいなまれています。

どうしたら他人の立場や心情を理解できるかは、私たち一人一人に課された課題だと思います。
機能不全家族が理解されないのも、HIV患者が理解されないのも、不妊症で悩む人が理解されないのも、私たちが「個」として存在し「個」としての理解しか持てない厳しい現実があるからです。

その現実を前にどうするか。私自身は考えています。

また何かありましたら、メールしてくださいね。

By KOMA