心の流れBlog

上手くいかなくて迷い込んだときの読みもの

横暴な議論

売り上げが伸び悩んでいるから、「とにかく売り上げを上げよ」という部長の叱咤激励。
不良品が多数出るから、「歩留まりをよくしろ」という品質管理の命令。
恋人が出来ないから、「合コンやサークルにいけ」という友人のアドバイス。
結婚相手がいないから、「結婚相談所に行けば」という親戚のおせっかい。

全て、問題の本質を見ずに、嫌な物を嫌じゃなくしろ!といった助言をしている。
助言…いやむしろ迷惑行為だ。

AがダメだからNOT(A)が正解というほど、世の中は単純ではない。

原因と結果の法則によって、表面には見えない原因が思わぬ結果を生んでいる。
じゃあ、原因はどこか?と考えたとき、そう簡単にひょっこり顔を出してくれないのが原因の特徴である。

故に、コンサルという仕事がある。

全てとは言わないが、おおよそのことは論理の積み重ねである。
それは心理面であっても。
勉強しない子は、勉強しないことが悪いから、勉強するようにスパルタ教育すればいいじゃないか?ということではない。
全ての人間が持つ自尊心を侮辱する行為は、本人のやる気を無くし、勉強する気をもぎ取る。
そういう「人間とは、そもそもどんな心を持っているのか?」という論理の積み重ねによって、勉強しない子が喜んで勉強をするようになる。

上辺だけで「NOT(A)こそ、真の答えだー」と横暴論をかざすちょっと声の大きい人の答えを鵜呑みにし、蜃気楼目指してえっちらおっちら歩いたところで、ゴールにはたどり着かぬ。
せっかくトヨタ自動車が、5WHYという本質に届く手法を生み出したのであるから、それを我々は積極的に利用し、ホンモノの考える力を手に入れる方向に動き出そうではないか。

論理を構築できる人を指をくわえて羨ましそうに見ている場合じゃないぞ。