心の流れBlog

心の守り方を考える

人を傷つける人生から抜ける

私が結婚して間もない頃、同じ年の友人に「結婚しないの?」と言ったことがある。
後で深~く、反省しました。

私たちは、頭に浮かんだ言葉をすぐに声に出す習慣が身についています。

だから、「そんなつもりはなかったのに・・・」という人間同士の軋轢がしょっちゅう生まれるわけです。
相手がとても斜に構えた人間ならまだしも、そうでない人にまで自分の言葉に対する苦情を言われたら、心が折れてしまいます。そしてふとした自分の一言が危害を加えているのかと思うと、おいそれとは口を開けなくなります。

はい、実際私はほぼ口を開かないようになりました。

口を閉じている間、筆を動かしました。
そして分かったことがあります。
主観で物を言うことは、極力控えた方が良い。
その主観の奥には、自分の葛藤が控えているから。

言葉にした本人は、単なる提案や疑問だと意識しています。
しかし実際のところ、他人より秀でたい、自分の良さを確認したい、自分は悪くないと思い知らせたいといった類の心が隠れているのです。

私は長~く黙ることで、自分の中にあるその愚かさに気がつきました。
ぽいぽい口を突いて出る言葉の恐ろしさと浅はかさに唖然としました。

でも、それさえも気がつかず、ずけずけと他人の領域に入ってくる人や親切の押し売りをする人、自画自賛する人が絶えません。
そういう人ほど、自分を省みて内省するのがよろしい。
はた迷惑なその行動の奥に、自己脆弱性が潜んでいるのは、間違いありませんから。

大人になると友達が出来にくいというのは、境遇の多様性の広がりと共に、自分の愚かさに気がつかず他人の愚かさには敏感になるという思考の狭まりが理由です。
自分に都合の良い世界だけを想像し、それを追い求めていては、いずれ周りに人はいなくなります。

賢い人なら今すぐここから、自分の愚かさを省みる努力をします。
不出来であっても意識すれば、牛の歩みでも改善する。
変える気がなければ、一生人を傷つける毒を吐き続けるのです。
そんな人生幸せでしょうか?