心の流れBlog

上手くいかなくて迷い込んだときの読みもの

「バカだなぁ」と言われたら

お笑い芸人カンニングの竹山さんがアルバイトをしていたとき、クレーム処理が楽しかったと言っていた。
最初お客様はカンカンに怒っているのだけど、竹山さんが話を聞いて謝罪をし続けていると、いつしかお客さんの態度が柔らかくなって、最後「しょうがないから許してやるよ」となる転換が面白くて、クレーム処理を率先して受けていたんだって。

耳にしたのは1年以上前。

そのときは、「竹山さんて心臓強いなぁ~」と思って、他人事のように聞いていた。

考えてみれば、誰だって攻撃されるのは嫌だし、防御したくなる。
でもその姿勢を取れば取るほど、相手は執拗に攻撃を仕掛けてくる。
なぜなら、攻撃主の心は「自分の痛みを知って欲しい」だからだ。
防御とは、「そんなの知るか!」と突き返す行為なので、それをしてしまうとなお一層「分かってくれ」の気持ちが強くなり、執拗性が増す。

だからこういう場合は、「どうぞお気持ちをお聞かせ下さい」がもっとも早い収束を生む。

だとして、「オマエバカだなぁ~」といった攻撃のかわし方もまさに同じではないだろうか?
バカという単語を使うくらいなのだから、なにかしらその人の考えが甘いことで相手はとばっちりを喰らっている部分があるのだと思う。
それを一つ一つ説明するのを省くために「オマエバカだなぁ~」と言っているのだ。

もちろんとばっちりを喰らっているというのは、相手の主観なので、ほんとうに迷惑をかけられているかどうかは不明だ。
つまり全責任が自分側にあるとは限らない。

でもここで「そんなの知るか!」という行動に出ると先のようになるので、「ほぉー、それはナンデですか?」と質問したり、「なるほど、そういう意見もあるのかと今知りました」といったん受け入れてみるとまた展開が変わる。

私はいつも心が弱いから、「知るか!」という思いが湧いてきて、黙ってしまう。
そして夜寝る前に、「アンチクショー、自分勝手なこといいやがって」と相手を憎むのだ。
しかし、これは得策ではない。
ともすれば相手の暴論を見過ごすこととなり、下手をすれば受け入れたとさえ勘違いされる。

そうならないためにも、心の芯を強く持ち、勇気を持って相手に向き合う自分になりたいと思う。
攻撃には応対で即、収束。
これ一番早い手。