心の流れBlog

上手くいかなくて迷い込んだときの読みもの

無自覚ブスを嫌ってしまうこと

女が最も嫌う「無自覚なブス」とは? というSPAの記事を読んだ。

人を見た目で差別してはいけませんというものの、美しい相手は眺めていたいし、醜い相手は遠ざけたい。
これはまぎれもなく素直な気持ちであり、真っ向から否定されるものでもないと思う。

ただ醜いだけなら、そっかーで済ませられるが、ブスが身の程知らずな発言をすると、ついつい心の中で「ブスのくせに」と叩き潰したい気持ちに駆られる。

まるでそうしないと自分を守れないかのように。

おそらく誰もが持つ醜さへのコンプレックスが、ブスの身の程知らずな発言によって浮き彫りになるからではないかと思う。

ブスが「アイドルになりたい」といって、一体何が悪いのだろう。
ブスが「私はモテる。あの男性もこの男性も思わせぶりな態度なの♡」といって、何が問題なのだろう。
わざわざ「くせに」なんて言われる筋合いはない。はっきりいって、当人の勝手である。
なのに関係のない第三者がイラつく。

ならばこちらの執着や葛藤の裏返しと疑ってかかっていい気がする。

女性は皆、少なからず自分の容姿にコンプレックスを抱いている。
かわいい子と並んで写真に写れば、自分の容姿の具合にガッカリする。
テレビに映るアイドルを見ては、「顔が大きい」「足の形が悪い」と悩む。
そうやって悪い所に気が取られていると、「所詮私なんて」とか「この容姿では多くの望んではいけないな」という心理ブレーキがかかる。

そのブレーキこそが、無自覚ブスへの嫌悪の原因だ。

容姿そこそこの私でも結構諦めて生きている。
(無意識下 本当は自由に振る舞いたいのに)
その私より劣るブスが自由に生きているなんて、許せない!

自分の押し込めた気持ちが露わになることを恐れて、ブスを攻撃すれば、またいつものブレーキの効いた日常に戻れる。その平和を取り戻したいがために、ブスを嫌う気持ちがわき出てきているのだと思います。

この場合、ブスが悪いのではなく自分が納得した振る舞いをしてこられなかったことが問題です。
はっきりいって、ブスはとばっちりを喰らっているだけ。

誰かが誰かに「○○のくせに」と牽制を掛けたり、侮辱することは本来あってはならないことだと思います。
けれども多くの人が「○○のくせに」と思っていると、それがまるで常識のように取り扱われてしまいます。
だから「ブスのくせに」と言っても誰にも咎められなかった。
むしろ同意された方が多いのではないでしょうか。

ブスがどーでもよければ、無関心なはずです。
でも関心を寄せざるをえないということ即ち、自分の中にブスの言動によって想起される抑圧した感性があるということです。
自分のことなら、無関心でいられるはずないですからね。

この状態を「心が汚い私」と自己否定するのは、間違っています。
まぁ、今はブスのくせにと思っているのですから、それはそれで受け入れましょう。
でも未来までその思考にとりつかれるのはもったいないです。

今ここから、自分の抑圧した思考を探り当て、表に出してやることを始めてみましょう。