心の流れBlog

心の守り方を考える

だっこの効能

かなり前から言われていることだが、チンパンジーはふわふわの感触に抱きつくのが好きで、反対に冷たい硬い感触には見向きもしない。

 自分と同種の生物に、自然とくっつきたいんだろう。


これは人間にも当てはまる。
皮膚感覚を通したぬくもりは、なによりも分かりやすく子に「安心」をもたらす。

しかし現代の忙しい夫婦は、十分に子供に触れる時間が持てない。
触れる機会が減れば、子供は順応性が高いので、だっこを要求しなくなり、親子の繋がりが減る。
「やれやれ、大人びた自立した子になった。」と喜んだのもつかの間、子供に親しい友人ができなかったり、学校で問題を起こしたり・・・。挙げ句親の話も聞かなくなって、「小さい頃手間もかからないあんないい子だったのに」と後悔するハメになる。

手のかからない子育てなどないと思う。
親の想像を遙かに超える愛情を注がれて初めて、子供は満足のいく甘えの楽園を堪能できる。
十分堪能できたからこそ、自然と親から離れていけるのだ。

幼い頃に無理や我慢をさせるのは、その子の生命の危機に関わることだけにして欲しい。
それ以外は溢れんばかりに与えておく。
子供がもう十分です!と呆れかえるくらいに与えておけば、そこで甘えの執着が取れる。

大人だって、相手に傷つけられたとき、ものすごく腹が立って懲らしめてやりたい!と思っても、相手の謝罪がこちらの想像を上回れば、「まっいっか、ここまで謝っているし」と執着を手放せる。

どんな人との結びつきにも愛情は深く絡んでくる。
愛情をたっぷりもらって、愛情の執着から離れると、他人との結びつきにおいて求める愛情の量は適正化され、健全な関係が結べる。

「友達だからわかってくれるハズ」
「腹を割って話せる仲でいたい」
「私以外と仲良くするなんて!」
といった、依存や思いこみの原因は、小さいときの愛情不足が原因です。

そして、その原因が相手を自分の支配下に置こうという魂胆を生みます。
そうなると人間関係オシマイですね。

だっこって大事ですよ。
人生の出発点。
いっぱいだっこしましょう。