心の流れBlog

心の守り方を考える

就職試験を落ちる理由

大卒の正社員就職率が60%というデータを見た。
柔軟な頭を持つフレッシュマンを欲しがる企業が減ったのだろうか?
いや、おそらく企業は予算と照らし合わせながら、有能な人を確保したいとやっきになっているはずだ。

ちょっと前に就職した我々と唯一違うのは、「有能な人がいなければ必要な人数を日本人で確保できなくてもヨシ」という風潮。

会社に活気があった頃に採用した余剰人員で経営に痛手を負った会社は、人件費の高さに敏感になっている。
日本では、簡単に雇用を切ることができないから、それなら入社の時のハードルを上げることで、同じ轍を踏むまいと慎重になっているのだろう。

大学がタケノコのように生え、中流層以上の家系に生まれれば、能力とは関係なく大学にいける時代になった。
なので、一目見てこの人は戦力になりそうかなりそうでないか、わかりにくくなった。
追い打ちを掛けるように、メンタルヘルスの問題が噴出し、学歴だけで採用しても、採用側が描いたように働いてくれない現実が立ちはだかった。

「これから先、大学というブランドに流されてもダメ。ゆとり教育で自分の主張を押し通すだけの性格もダメ。打たれ弱いもダメ。」とダメ材料が積み上がり、採用側も何を以て判断基準とするか迷子になっている。
そこへきて、諸外国の日本語上達の早さである。
彼らは日本的な考え方ではないものの、学ぶどん欲さは抜きんでている。
未来を感じさせる人材なのだ。
日本人の代わりに採用を考えてもおかしくはない。

大学生に自分のセールスポイントを考えなさいというのは、自分の過去を振り返っても酷なことだと思う。
しかしながら、就職環境は一変した。
国立だから、4年生だから、理系だからという理屈で採用されることはなくなった。
外から見たインデックス(大学名とか専門分野)では、ライバルが多すぎてどんぐりの背比べなのだ。
AさんでもBさんでもどっちでもいいやとなれば、就職は運まかせになる。

運まかせにしてはならない。
自分で内定をたぐり寄せるんだ。

だとしたら、あなただけにしかないあなたの強みは何かをアピールしよう。
自分のどんな能力が希望する会社の役に立つんだろう?
相手は何を望んで、フレッシュマンを採用しているんだろう?
相手の意図をどう読み取るかは、あなた自身のオリジナリティ性にかかっている。
読みとった内容とアピールが、ぴたっと採用側に合えば、他の応募者より多少条件が劣っていても採用される。
なぜなら会社は組織社会で、人の意図をくみ取れること、先回りできることは大学ブランドよりずっと役に立つからだ。

外国人は学びのどん欲さで勝負してくる。
では、日本人の自分はなにで勝負するんだろう。
オリンピックで3連覇を果たした選手を見るといい。
戦い方を綿密に練っている。
それをお手本にして、あなたにしかできないあなただけの戦い方をした先に、正社員としての登用がある。