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心の守り方を考える

私がアダルトチルドレンになった原因

【原因にたどり着いた経緯】

7年の年月と、1300の記事を書き、心を整理することで、やっと自分がACになった
本当の原因を突き止めました。

今までカウンセリングや書籍を通して、原因は親の子育てや、罪悪感だと薄々

解っていたものの、どーも腑に落ちませんでした。
最近、”認証(注)”について深く考えるようになり、もし認証される生活だと、どう変化
するのだろう?と想像したときに、自分の過去に”認証”がまったく抜け落ちている
ことに気がつきました。
その代わりに与えられたのが”不認証”と罪悪感
なにか感じる毎に、その感覚を否定され、おまけに罪悪感を背負うようにし向けられる
日々でした。

具体例1
私:「お母さん、困ったよ~、助けて」
親:「そんなこと言われると、お母さんが困るじゃない。ほら私の体調が悪くなった。
   どうしてくれるの?」
私:<お母さんを痛めつけてしまった・・・。ごめんなさい自分の意志は持たない方がいいんだな>(心の声)

感覚を否定されないまでも、親自身の飾りとして扱われることで、不認証を与えられる
場合もありました。

具体例2
親:「周りの子と同じように勉強しなさい。運動しなさい。標準かそれ以上でいなさい。」
私:<自分の気持ちに関係なく、お母さんのいいつけを守らなければいけない。
   そうしないとお母さんが悲しむ>(心の声)

自分の感情、考えを持つことを生まれたときから禁じられ、少しでも意志を持とうと
すると、徹底的に罪悪感にすり替えられてきました。
ちょっと言葉を話せるようになった3才の子供が、27才の女性の巧妙なすり替えに
対抗できるでしょうか?
無理です。
だから、私はいつも母親のご機嫌伺いをしながら、過ごしました。
そして、母親の傾向は、父親、母方の祖父母、父方の祖父母すべてに浸透して
いました。

どれだけたくさんの大人に囲まれようとも、その人たちが皆、私に罪悪感を植え込むの
ですから、どこへいっても、「自分が持った感覚が正しい」という経験ができません
でした。

【罪悪感がもたらす弊害】

そんな私は植え付けられた罪悪感がエスカレートし、”お母さんの望むように
人生を歩めない私は生きているだけで迷惑なんだ。もう死ぬしかない”と思うように
なり、命を粗末する行為を図りました。(当時中学生)
それを知った母親は、「死んだら、兄弟の結婚に影響が出るでしょ。」とひたすら
世間の目を気にするのでした。(兄弟当時中学生、幼稚園)

私は自我が育つことなく、どこか不自然な思考を抱えながら悶々と日々を生き続け
ました。
何をやるにも、失敗したら罪悪感を刷り込まれるんじゃないか、またあの罪深い感覚
を持たなくてはならないのではないかという思いが押し寄せ、何事も中途半端でした。
特に責任感がある役割ほど、押し寄せる罪悪感に勝てず、放り投げて逃げてしまい
ました。

加えて罪悪感が私にもたらしたものは、戦うことへの極度の恐れと回避でした。
日常的な会話の中で、ちょっと相手が嫌な顔をすると、”私が悪かったんだ”
という罪悪感に見舞われます。
戦いを挑むなんて、相手からの攻撃+罪悪感によって自分が潰されること”が予想
されますから、恐くてできません。
相手にちょっとでも睨まれようものなら、「死んでお詫びします」と極論までぶっとんで
しまう。それくらい心が罪悪感の塊になってました。
だから、戦うことが恐ろしかった。
世の中にはいろんな人がいて、自分が問題ないと思っていることでも、相手にとっては
大問題だったりして、「傷ついただろ」とすごむ人、批難する人がいるものです。
一生誰とも戦わずに生きていくのは、不可能。
自分の弱さはよく解っているつもりでも、戦えない自分が不甲斐なかったです。

大学生になってからは、得るはずだった自我を取り戻すために私に好感を持って
くれる相手を探しました。ほどなくしてそういう相手が見つかり、依存した生活が
始まりました。
とはいっても、相手は私のまるごとを好きなわけではなく、自分にメリットがある
ところだけに好感を抱いているわけですから、どこか虚無感が漂ってました。
それでも、好感という認証を与えてくれ、罪悪感を植え付けられないだけでも、
救いでした。
しかし、互いを人間として認め合うことのない生活はいずれ破綻します。
私は恋愛や友人関係におけるこのような依存的生活を繰り返し、絆もないまま
一過的つながりを消費する生活を送りました。
よって、学生時代を通して、生涯の友と言える人は、できませんでした。

【過去の自分への疑問】

人間関係の全てのベースは、親子関係から作られます。
どうして私は自分が何をしたいのか解らないのだろう?
どうして私は戦うことを厭わず、自分の意志を貫こうとできないのだろう?
どうして私は両親を前にすると息苦しく感じるのだろう?
どうして私は友達と絆を築けないのだろう?

いっぱいいっぱい自分に対する疑問がありました。
疑問を持つ生き方になった出発点は、親が私を認証しないことでした。
たったそれだけのことで、私は30数年間の”自分の人生”を失ってしまいました。
自らの命を絶とうとしました。

【過去を振り返って】

私がACになった原因は、ACの苦しみを知らない人からすれば、取るに足らない理由
かもしれません。
しかし、取るに足らない理由であっても自らの命を殺めるところまで追い詰められる
のです。

不認証が与える影響が広く世間に知れ渡り、我々のようなACが生まれる環境が
少しでも減ってくれれば、死にものぐるいでくぐり抜けたこの人生にも少しは意味が
あったのかなと思います。

読んでくれてありがとう。

注)
認証:マーシャ・M・リネハン博士が弁証的行動療法の中で用いている手法。
   簡単にいうと<あなたの思ったことが正しい><あなたはいるだけで十分役割を
   果たしている>といった”ありのまま”を認める方法。

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