心の流れBlog

心の守り方を考える

自己否定とパーソナリティ

境界性パーソナリティって耳にしたことがありますか?
詳しくは精神医学書 DSM-Ⅳで定義されています。
おおざっぱに言うと、気分の移り変わりが激しく、大好きと大嫌いを行き来する
パーソナリティです。

私は、そのパーソナリティが極端な気分変調だけに、自分とは関係ないと思って

いました。
ところが何度も境界性パーソナリティの特徴を読み返している内に、自分にも
あてはまるし、かなりの女性に当てはまることが解りました。ちなみに境界性
パーソナリティ障害とは違いますから、性格的にそういう傾向がある程度で
他人への危害はありません。

思考傾向として
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一度失敗すると、全てがダメだと否定してしまう
共感できる人を見つけて嬉しさのあまり近づくが、相手から距離を置かれる
自分を肯定できず、無価値感に悩まされる
死にたいと思う
友達が欲しいと熱烈に思うも、実現しない
自身の悲惨な体験話をしたり自殺未遂をはかることで、他人の関心を引こうとする
成人しても、子供の時のように親の愛情を求める
自分が嫌い
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が挙げられます。

発言小町でこのパーソナリティを有している人のトピックは以下になります。

自分を肯定できる健康な精神が欲しいです
ネガティブをポジティブにしたい
32歳です。この先不安でたまりません

自信がなく、他人のことがよく見えてしまう

例を見ていただけると、一般社会生活を送るごく普通の人が、深く考える機会を
得ないまま、生きにくさと共存している様子が分かります。

人は多かれ少なかれ、自分に対する自信のなさに悩まされます。
ですが、身近に健全な精神の持ち主がいれば、いい影響を受けて、少しずつ改善
します。
ところが、身近な存在としての親は、この場合適任でないことが多いです。
そして、このパーソナリティが強ければ強いほど、他者は辟易しますから、身近な
存在そのものが出来にくいです。
ですから、このパーソナリティの矯正に精通している人を通して、修正作業を
していくことが賢明かと思います。

ところが、生きにくいだけでは、人はカウンセリングの門を叩きません。
カウンセリングは未知の領域ですし、価格も気軽とはいえない。
そこで、悩みを抱える人は袋小路に入るのです。

境界性パーソナリティを矯正するのは、プロでも難しいそうです。
理由は、境界性パーソナリティの特徴である気分の上がり下がりに、セラピストが
巻き込まれてしまうから。
余程しっかりと自己を確立したセラピストでないと、カウンセリングの中で一緒に
混乱の渦に落ちていってしまい、治療が収束しないそうです。
共感をメインにした母親的アプローチより、淡々とした父親的アプローチの方が
クライアントは救われるのだそうです。

多くの人が抱える厄介なパーソナリティで、その上、矯正できるプロが少ないとは
事態がよろしくありませんね。

それでも、誰かがやらないと事態は改善しません。
ということで、私も機会があれば、矯正させる側として、取り組みたいと思います。