心の流れBlog

心の守り方を考える

美人女優のひっかかる所

以前からモデル出身の女優さん(仮にAさん)が、無理しているなぁと感じていた。
すっごくスタイルがよくて、美貌にも気を遣っていて、身体に似合った大柄な
デザインの服を着こなしている姿が印象的。

一度結婚されたが、お相手と上手くいかずに、年重ねずして破局。

Aさんは、周りにとても気を使える素晴らしい方なのだそう。

美人で、性格もよくてといえば、文句なしの素晴らしい人なのに、どこかひっかかる。

そこで美人ではないけれど、すごく自然に生きている女優さんとの違いを
考えてみることにした。例えば樹木希林さん。
波瀾万丈の人生なのに、静かに笑みをたたえる感じが、見ているこちらを安心させて
くれる。どこにも無理が無くて、腹が据わっている。
自分をよく知り、頑張るといった気迫を突き抜けて、達観している。

この二人は年齢が違うが、もし同い年であった時を比べたとしても、そう今と
印象は変わらんでしょう。
美人だという点では圧倒的にAさんの方が有利なのに、樹木さんの方が安定して
みえる。

Aさんは、必死に美貌を保とうとして、自分を置き忘れている。
自分のアイデンティティは美だと信じて突き進んでいる。
けど美はいつまでも保てるわけではなく、その瞬間があるからこそ、美に価値が
あるのです。Aさんが美を保てなくなったときに、Aさんは自分をどう捉えることに
なるのでしょう?

一方樹木さんは、与えられた物の中から自分に合った物をチョイスして、生きて
いこうといった姿勢だ。
自然に成り行きに任せているから、どんな危機が訪れても、動じない。
芯がどーんと座っていて、「この人ならなんとかなるでしょう」って周りも思える。

Aさんの心の核は”美”、樹木さんの心の核は”然”。
どちらもすばらしい核だと思うけど、”美”は移ろいやすい。”然”はどこまでいっても
然。

Aさんはもっと自分に自信を持っていいと思います。
自信がないから、一生懸命”美”に邁進して、トップに君臨しようとする。
その君臨への執着から降りた頃に、内面からにじみ出る本当の”美”を手に
入れられるのではないでしょうか。

せっかく美人に生まれたのに、その美を自然のまま活かすことが出来ないAさんの
内面が残念です。
こういった他者から見れば十分ではないかと思うことが、当人には執着する対象
だってことが、よくあるのです。

人は他者を見るときに、自分の価値観で十分だとか不十分だと判断します。
だけど当人からしたらいつまでも満たされることのない欲望の渦中で、不十分だ
と感じてしまいます。
そういうときは、「そんなことないよ」と否定することよりも、「十分頑張っているよね。
でも私はどんな貴方も好きよ」といったメッセージを投げてあげると、少しだけ相手は
欲望を手放すことが出来ます。

頑張りすぎている人を見かけたら、この一言かけてみてください。
Aさんにも、いつかそのような人が現れて、肩の力が抜けるといいなと、私は思います。