心の流れBlog

心の守り方を考える

成熟した大人が不足した世界

40代の家庭を持ち、収入と地位のあるサラリーマンが、「誰にも理解されないこと」を
悩んでいると知って、なんだー同じ穴の狢じゃん!と思ってしまった。

そのオジサン曰く、「今の私の環境は、人間関係が薄まっている気がする」んだそうな。

オジサンの指す人間関係って互いに理解し合える関係のことかな?

前々から声高に言ってるが、自他分離をした上で、相手の考えを理解する
ことは、人間関係を築く上で大切だ。
けど、現代は相手の考えを理解することはしない。自分の考えを押しつける。
押しつけても、言うことを聞かないと縁を切る。
だから、人間関係なんて築けやしない。

相手の話を聴くって、簡単じゃない。ついつい「それは間違いじゃない?」
「そんな否定的なこと言っていたら、いつまでもダメなままだよ。」といいたくなる
気持ちをぐっとこらえて、「そうなんだー」「大変だったね」「無理もないよ」というので
ある。そんじょそこらの大人ではできない態度である。

ちなみに私は自分の話を聴いてもらうのに、一時間あたり23000円支払っている。
話相手はプロだが、これほどお金をかけないと、人に話は聴いてもらえないほど
成熟した大人がいないのが現実。

話を聴くという行為ができない大人が多すぎて、先のオジサンのような虚無感に
とらわれる人が、大勢出てきているのだろう。

今すぐいい解決法は思い浮かばないが、自分を相手に理解して欲しかったら
まず相手の話を聴くことからスタートしてみたらいいと思う。
ちゃんと相手の話を聴けるようになったら、今度は相手に聴いてもらう。
そういう経験を通して、相手と一から関係をつくっていけば、「誰にも理解されない」
という感覚はなくなるだろう。

オジサンの心を知って、マジで日本人は人間同士のあり方を学ばなくてはならない岐路
たってるんだと思った。コミュニケーションができないのは若者だけじゃない。