心の流れBlog

上手くいかなくて迷い込んだときの読みもの

心の傷からの脱出

私の母親は、神経症だ。だから精神安定剤を飲んでいる。
母親は完全な依存体質で、子供に全身で寄りかかってきた。
子供から感謝や気遣いをされようと、いつも働きかけてきた。

幼かった私は、キャンディーキャンディーが好きで、よく隣駅の遊園地に

キャンディーキャンディーショーに連れて行ってもらっていた。
そのことを大人になってから聞かされたとき、母親が、「毎週毎週大変だったのよー」
と恩着せがましく言ってきた。

思い返すと
私が自分のやりたいことを口に出すと、母親が気に入らなければ全否定された。
もし、母親が気に入ったとしても、後で「やってあげたのよ!感謝しなさい」と
言われ、心の中がモヤモヤした。
そういう会話をしているうちに、「私は自分の希望を持ってはいけないんだ。
母親の気に入ることを自主的に口に出して実行すれば、感謝を要求されない。
あのモヤモヤした感覚を覚えずにいられる」という考えに囚われ、以降
自分の考えの一切を意識の上に置くことすら、やめてしまった。

親が国立大学に行けといえば行き、理系を選択しろといえば、理系になった。
大企業に就職しろというから、東証一部上場企業に就職した。
まるで操り人形みたいな人生。

そして就職して5年、とうとうピークがきて、精神的に参ってしまった。
身体が自由に動かなくなった。
寛解するのに半年、その後も2年ほどカウンセリングに通い、普通の暮らし
ができるほどに回復をした。
それでも、まだ完治には至らず、心の傷が癒えずにいる。

先週、2年ぶりに精神療法(今回は精神科医に依頼)を受けた。
先生が、「親に命令されている幼い自分の気持ちを感じ取ってみなさい」と言った。
よく分からない。
親の命令は聞いて当たり前、自分の感情なんて持つことすら許されないと感じている
ので、幼い自分の気持ちが分からない。感じようがない。
だけど、涙が出た。

先生曰く、ずっと閉じこめられていた気持ちに今ほんの一瞬でもスポットが
あたって見てくれたことに身体が反応したのだよと。

私は、ずっと自分なんてクズだと思ってきた。自分を罵倒して罵倒して罵倒しまくって
生きてきた。
なんて能力がないんだ、なんて気が利かないんだ、なんて中途半端なんだと自分に
言い続けてきた。
自分で自分を殺そうとした。

けど、親にコントロールされて、親が気に入る気に入らないと評価され続けたら、当然
こんな性格になるよね。
これしか、生育環境の中で選択肢はなかったのだと思う。

それでも、今からは違う。
幼い自分の本当の気持ちを感じて、聴いて、認めてやれば、道は開けると思う。

親に痛めつけられた傷を今回の精神療法で、治してみせると心に誓います。